GCP Associate Cloud Engineer不合格記

合格記書いてる人はそこそこいるから、不合格記書いてる人がいてもいいでしょ?というコンセプト。
己の浅学を露呈するタイプのプレイである。

tl;dr

落ちました!!!!!!!!
めっちゃ悲しい悔しい!!!!!!!!!!
メッチャむずかった!!!!!!!!!!!

受験したきっかけ

Google Cloud Next '19 に参加して、
Google Cloud 認定資格チャレンジ - 入門 & インフラ 編」のチラシをもらったことがきっかけ。

cloud.google.com

Googleのオンラインコースの決められたカリキュラムを受講すると、
GCP試験の25%オフバウチャーがもらえるというもの。
ついでに、試験に受かると100ドルのGoogleストア用クーポンがもらえる。
そして、勉強のために、普段有料のオンラインコースが1ヶ月間無料で使える。

とりあえずコースを受講して、バウチャーをもらって、模擬試験受けてみたら意外と行けそうだったので申し込んで不合格になって今に至る。

コース受講前のスキル

  • PHPとかPythonとかGoとか使うWebアプリバックエンドのパソコンカタカタおじさん(エンジニア4年目)
  • インフラはDocker Composeまではちょっとだけレベル
  • 普段アプリケーション以外はあまり触らない。障害調査でログ読むくらい
  • AWSクラウドラクティショナーまでなら持ってる

受験までにやったこと

上記の通り、チャレンジで無料開放されたQwiklabsとCouseraのコースを一通りやった。
コースの中でわからなかったコマンドとかはドキュメントを調べつつ。
GCNextの後から始めて、合計約30時間。

試験の感想

めっっっっっっっっっっっちゃむずかった
模擬試験でそこそことれたからいけるっしょって思ったけど模擬試験と難易度が違いすぎる…
試験問題については触れられないので、自分に何が足りなかったかを試験後に考えた結果を書いておくので察してください

  • インフラエンジニアとしての実務経験がなかったこと
    • わからない問題がとことんわからなかった。勘所が効かなかった
    • Webアプリエンジニアは普段やらないことも試験範囲だからそれがきつかった
  • ひとりでGCPを触っていたこと
    • 複数人・組織で触らないとプロジェクト管理/IAM管理の勘所は身につかない
  • ベストプラクティスに関する知識が少なかった
    • Googleが無料開放してくれたコースで学べたのは基礎知識+ベストプラクティスの入り口
    • もっとドキュメント読みこんでおくべきだった

試験に落ちたけど残ったもの

試験自体には落ちてしまったけれど(めちゃくちゃ悲しい。試験料の1万円…)、
勉強前にはできなかったことができるようになった手応えがとてもある。
QwiklabsとCouseraが、とてもわかりやすくて良い学習ツールだったお陰だと思う。
具体的には、GCPを使って以下のようなことはできるようになりました。多分実務でもいける。

  • Webアプリのインフラ構築
    • マルチリージョンにして、ロードバランス入れて、バックエンドはLBからのトラフィックだけ受け入れるVPCにして、冗長化もして、とか一通りのシステム構築をVMとその他フルマネージドサービスで作る
    • VMほど自信ないけどKubernetesでも頑張ったらいけそう
  • StackDriverでロギング・トレース・モニタリング
  • そのほか試験範囲はちょっとだけ

今までGCPナニソレオイシイノ状態だったことを考えると、かなり成長できている。
とりあえず、GCPでWebアプリ運用ができるとこまで来れたということなので。
(Anthosとかはちゃんとわかってないですけどね)

勉強して落ちてダメダッターあー時間無駄にしたーではなく、ダメだったなりにも成果が得られたので、
トータルで「受験してよかった」と今は思えている。悲しいけど。

再受験するの?

心の傷が癒えたら
とりあえずしばらくは受けるつもりはない
秋のIPA試験のこと考えてる

試験をこれから受ける人にいいたいこと

  • Google Cloudのドキュメントは膨大すぎるんだけど、あれ全部読んだほうがいいよ(マジで)
  • バリバリGCPの実務経験があると安心だよ(Webインフラを除く)