re:Inventに行ったので来年参加する人に役立つ話をする

人生の中で夢のひとつだった「海外カンファレンスに参加する」がついに叶いました。
時間と金のサポートを頂いた会社様様には足向けて寝られません。

というわけで、後に参加する人にも何らかの情報を残せればなぁというわけで記録を残します。
発表内容については網羅率でクラメソ神に勝てるわけないのでそっちをごかくにんください。
僕のブログでは、re:Invent参加とラスベガス滞在について役立つことを全般的に書いていこうと思います。

はじめに

  • re:Invent初参加
  • 最終日まで参加
  • Japan Tourは使ってないよ
  • New York New York(NYNY)に滞在
  • 基本ひとり行動、ときどき知人と行動

もくじ

  • 移動の話
  • セッション予約の話
  • ナイトパーティーetcの話
  • ご飯の話
  • 遊びの話
  • 日用品の話
  • お土産の話
  • カジノの話
  • 治安の話

移動の話

シャトルバスなどの話

シャトルバス行列

会場間はめちゃくちゃ広いです。
会場間を歩くのなら基本30分前後〜それ以上を見ておく必要があります。
(ちなみに、歩くのなら絶対にストリップ(大通り)を通ってください。大通りの治安はまあまあ良いですが、細道やホテル裏手エリアはかなりヤバイです)
バスだとしてもそのくらいを見ておいたほうが良いので、
基本的に歩いてもバスに乗っても移動時間はほぼ変わらないとお考えください。 (ここ大事!)
というのも、バスは基本的にストリップ(大通り)を通らずに、他の通りを迂回して各ホテルに向かいます。
なので、直線距離の倍の距離を移動する場合すらあります。
朝や夕方、つまり通勤時間帯は渋滞も発生するので、かなり余裕を持って朝出発しても、基調講演間に合うかギリギリになりました。苦労して取った予約が飛びそうだったので本当に焦りました。
目安としては朝6時~8時、夕方3時半~6時くらいによく渋滞が発生します。

僕はNYNYに滞在していたので、お隣のMGMグランドからバスに乗って毎日ベネチアンに向かっていました。
MGMグランドベネチアンは徒歩だと50分とのことで、まぁバスのほうが早いっちゃ早い。おそらく。バスの所要時間は20分程度。
しかし問題がひとつあり、NYNYからMGMグランドのバス乗り場がまた遠い遠い…
MGMグランドはMGMグループでも特にどでかいホテルのひとつですが、そのホテルの裏手側にバスのりばがあります。
MGMグランド内を抜けるのに約20分歩く必要があるので結構つらかったです。
とはいえ、ホテル内はショップや華やかなカジノエリアがたくさんあるので、退屈はしなかったですが。

re:Playの話

re:Playの会場はホテル街からかなり離れた場所で行われます。
AWS側からはシャトルバスもしくはラスベガスモノレールが交通手段として提供されます。
僕はラスベガスモノレールを選択。ラスベガスモノレールの改札に行くとre:Inventスタッフから往復券が支給されました。
MGMグランドから乗って行けたので快適でした。

ついでにラスベガスモノレールの話も。
ラスベガスモノレールは日本の電車ほど広くなく・車両編成も短いため、日本の満員電車並みの密度になってました。
ラスベガスまで来て満員電車は勘弁してくれって人はバスに乗るかUber呼ぶかしたほうがいいかもしれないです。

タクシー(Lyft)の話

観光もちょっとだけしましたが、そのときはLyftで移動していました。現地バスについても調べたけどよくわからない・めんどくさいで結局乗らなかった。
Lyftは新規登録+Googleマップからプロモーションコードを拾うことで、10回の乗車まで毎回$5OFFで乗れます。
ラスベガス6日間では10回も乗らなかったです。一回の移動につきだいたい$3ぐらいに抑えられました。

セッション予約の話

スタートダッシュ出遅れ組だったので、行きたかったけど行けなかったセッションが結構ありました…。
セッション予約開始はアメリカ現地時間の朝方(つまり日本の夜中)にスタートで、僕が予約をしたのはその日の日本時間朝(つまり、現地時間でいうと開始日の昼過ぎ)でした。

傾向的には、僕が見たときにはKubernetesやマイクロサービス関連のセッションはことごとく埋まっていました。
それからTatonka、ビンゴナイト、ボードゲームナイト、ゲームデイなども空き無し。
ボードゲームナイトにうまく潜り込んだ人に聞いたところ、やっぱり予約開始直後に登録していたとのこと。
結論から言うと、予約開始日は寝ちゃだめです。

セッションは予約がいっぱいでも、予約をキャンセルした人がいたら入れる補欠ウェイトリストに登録できます。
が、re:Inventが近くなると一度、セッションの完全締め切りが行われ、ウェイトリストへの登録が強制解除されます。
それ以降はまだ空いているセッションに入ることと、すでに登録しているセッションを解除することはできます。その日までに登録できなかったらもうあとは当日並ぶしかありません。

当日に会場の前に並ぶことで予約が取れていないセッションにも入れる可能性がありますが、大変に狭き門です。
たとえば、2019年の目玉だったDeepComposerのセッション(参加すると実機がもらえるとあり大人気)は、
セッション開始3時間前から並んだ人がギリギリ入れるか入れないかくらいだったとのこと。並んでも確実に入れるわけではないです。
僕は欲しかったけど諦めました。

会期中にも、キーノートなどで新情報が解禁されると同時にそれに関するセッションがぽこぽこ増えていきます。
新しく追加されたセッションは人気なのでがんばって追いかける必要があります。
とはいえAWSの公式アプリは使いにくいので、僕はTwitterでたまたま見つけたセッション追加おしらせbotに頼りまくってました。

https://twitter.com/reinvent_bot

ツイート通知設定をオンにしておいて逐一拾うようにすると良いと思います。

ナイトパーティーetcの話

AWS認定保持者限定パーティーの会場
自分は完全ぼっち参加(同じ会社から他の社員が派遣されるとかもなく)だったので色々不安合ったのですが、
ナイトパーティーでちゃんと友達を作って帰ってこれたのでまぁよしよしというところです。

連日連夜どこかで企業主催のナイトパーティーが行われます。基本的にメシはここでゲットしていく必要があります。
(ラスベガスの飯代は高い(夜だとだいたい安くて$20~、並みのごはんは$50~+チップ、)。しかしパーティーは無料。行くしかあるまい)
一応ラスベガスのリゾートホテルなので、ごはんは大変美味しいです(詳細はごはんの項で)。

一人でプラプラしていると必ず誰かが話しかけてきます。アメリカとはそういうものらしい。
英語力がないのでコミュニケーションが疎通してない瞬間も多々あったものの、グーグル翻訳でこの辺はどうにかなりました。Googleすごい。

ナイトパーティーの中でも一番大きいものが、木曜日の夜に行われるre:Playです。
re:Invent終了後に行われるデカイ音楽フェス、 intersect の会場をそのまま使ってやる感じだったので、完全にフェスのそれでした。Ultraみたいだった。
どこもかしこも人があふれてた。現地で仲良くなった人たちとプラプラしてたらはぐれた。あと出された酒がre:Invent期間中一番強かった。フード屋台村があったりして楽しかったです。
グラミー賞アーティストがヘッドライナーだったりして音楽は最高でした。

ご飯の話

ヘルシーでおいしかった朝ごはん
メチャクチャ悪評ばっかり聞いてましたが概ね普通においしかったです。
ランチボックスは取りませんでした。ランチボックスは評判悪かったので。(見たところ、サンドウィッチとりんごとポテチとコーラ、みたいな感じだった)
朝昼夜、できるだけお金を使わないように会場で食べてました。

朝食は特にだけどやたらパサパサしてるものが多かった…サンドイッチとか胸肉とかサーモンとか。
そんで飲み物取ろうとしたらコカ・コーラ、スプライトばっかりなので喉が死ぬコンボ。

ごはん会場は死ぬほどでかい

Ariaの飯はうまい」との評がありましたが、確かにおいしかったです。2日間そこで食べました。
アジア料理が中心なので(インディカ米ですが)コメも食べれて幸せになれます(re:Invent期間中はほぼパンしかない)。

ハンバーガーでもいいからうまいものがたべたい!であれば、認定者パーティーで神戸和牛ハンバーガーが出されてたりしました。あれはおいしかった。

日曜日夜のミッドナイトマッドネスはメシが出るかと思って飯抜きで行ったら酒とポップコーンしかなかったのはマジで悲しかった。死ぬほどポップコーン食べた。
そんな辛い思いをしながら、翌日月曜日のレセプションパーティー(エキスポゾーンで食い歩きしながら企業ブース回れる時間)に出されたご飯は一番おいしかった。特にスイーツが絶品でアイスクリームもめちゃめちゃおいしかった。
奥のほうにいくとステーキ串もあったので欲しいものはすべて食べた…って感じだった。
レセプションパーティーのご飯が一番美味しかったのは疑いようがないので、絶対に参加したほうが良い!!!!

re:Playは屋台村の飯は普通にうまかった。酒がアホほど強いのでたくさんたべたほうがハッピーになれるよ。

遊びの話

やったこと

オーのシアター。上演前。

  • 核実験博物館
    • 不謹慎なものを見て喜べる人には最高のスポット、超楽しかった。リアルFallout
  • シルクドソレイユ KA
  • シルクドソレイユ O
    • サンホラ厨に刺さる世界観。最前列で見たので超感動した
  • ビッグアップルコースター(NYNY)
    • ドドンパ作った会社と同じ日本の会社が作りました。横揺れ激しすぎ。超酔うよ。

日用品の話

薬局の飲み物売り場(特に意味はない

ホテルのアメニティに期待していきましたが、アメリカのホテルって全然アメニティがないんですね。すっっっごい困りました。

ホテルのお部屋にあったもの一覧

  • コップ
  • シャンプー・コンディショナー
  • 石鹸
  • ボディローション

あってほしかったもの

  • 歯ブラシ歯磨き粉
  • 湯沸かしポット

歯磨き粉はあるやろ・・・って思って歯ブラシだけ持っていったので普通に悲しい思いしました。
あと水も。洗面所の蛇口をひねると出てくる水がめちゃくちゃ臭かったので、「これ本当に飲めるのか・・・?」って思いながら我慢してうがいしました。
(水質についてはアメリカ人に聞いたら、「まあ飲用水にはしないよね」って回答だったので日本人はあんまり口に含まないほうがよさそう。お腹弱いから)

このことに気づくまで日用品に不便したんですが、ラスベガスのメインストリートには薬局という名のスーパーが点在しています。その名をCVSと言います。
だいたいホテルからも10分歩くとCVSにあたるくらいの感覚。
そこで水やら日用品やらは購入ができます。困ったらそこに行きましょう。

ストリップに面したCSVロケーション一覧(2022/10更新)

  1. パークMGM前
  2. バリーズ前(ベラージオ噴水向かい)
  3. トレジャーアイランドホテル内

あとは、水はre:Inventの会場でゲットすることもできるので、
僕の場合は会場で水を汲んできて、それを部屋でコップにうつしてうがいとかに使ってました。

お土産の話

日用品の話のセクションにも書いたCVSで買いましょう。
空港で20ドルするお土産がCVSで8ドルで売ってました。CVSは強いぞ。全部買え。

パット見チョコレートしかおいてないので、会社から複数人派遣されている場合、絶対にチョコレートかぶりが発生します。
他の選択肢はあまりなさそうだったので諦めてチョコレートを買いましょう。

あとはLas Vegas!!!!!!!!って書きまくった写真立てとかマグカップとか色んなものがあります。それもCVSで買える。
とりあえず、必要なものCVSで全部買うのめっちゃおすすめ。

カジノの話

カジノは基本的に少額投資で勝つのは無理なんだなぁって思いました。
自分は$50入れて$60回収とかそんな感じ。
やるなら$100くらい突っ込みましょう。チマチマ突っ込むと確実に負けが越します。

治安の話

大型ホテルが立ち並ぶ大通り、Las Vegas Boulevardは比較的治安良好で、朝7時くらい~夜12時くらいまでは比較的安全だと思います。
ただ、元来ラスベガスは治安のいい場所ではないので、十分注意する必要があります。

ストリップ

大通りは比較的治安良好と書きましたが、 本当にメインストリート「だけ」の話です
以下のエリアは、徒歩で行くことをお勧めしません。行くならUber等を呼んで車移動してください。

  • エクスカリバーホテルとトロピカーナホテルより先
  • アンコールアットウィンホテルより先
  • ストリップから出ている脇道すべて(ホテルの搬入口的な通路も含む)

エクスカリバーの先・アンコールの先にもホテルなどはありますが、基本的に観光地ではなく現地民エリアです。それらホテルはストリップの終端だと考えてください。
Lyft乗り合いでそのあたりも少し訪れましたが、治安が悪いエリア特有の雰囲気がありました。
ホテルに近いとはいえ、気を付けてください。
また、脇道はもう言わずもがなですが、そういうちょっと細くて薄暗い道にはホームレスやドラッグに遭遇する危険性があります。あまり近づくべきではないです。

また、「朝7時くらい~夜12時くらいまでは比較的安全」とも書きました。
深夜早朝はストリップと言えども人通りが減り、ホームレスがゴミ箱漁りをしていたりします。
その時間帯に移動が必要な場合は車を使った方が安全です。それができない場合、最低でも恰幅の良い男性数人を含むグループで行動することをおすすめします。一人行動は本当におすすめしません。
反対に、ホテルやショッピングモール内であれば24時間安全性は高いと思います。スリや置き引きにだけ気を付けてください。

アウトレットモール

ストリップをずっと北と南に行った先に、「ラスベガス・ノース・プレミアムアウトレット」「ラスベガス・サウス・プレミアムアウトレット」という2つがあります。
これら2つのアウトレットモールの周辺(とくに北)は治安が悪いエリアとして有名で、観光ガイドブックでも「絶対に徒歩では訪れるな」と念押しで書いてあるようなエリアです。
これに従って、もしアウトレットモールを訪れる場合は絶対に車かバスを使うようにしてください。
re:Invent後に家族のおみやげを買うために、と訪問する日本人の方も大変多くお見掛けしましたし、雰囲気も穏やかでした。
それでも、絶対に気を抜かないようにはしてください。ラスベガスでは時々、商業施設内でのマスシューティング(無差別射撃殺傷)も起こっています。


2022用に追記セクション

知人日本人でre:Inventに初参加するぞーという方が数人いたので、今年の会場の様子とかも加味して追加アドバイス書きました

予約セッションスケジュールは地理を考慮する

最北会場のWynnから最南会場のMandalay Bayまでは5キロあります。バスを使ったとしてもかなり移動が大変(とくに渋滞に巻き込まれる時間帯は30分以上かかっても不思議ではない)なので、南北に無理な移動はしないほうがいいと思います。
ラスベガスの交通はとても不安定ですし会場内もかなりの徒歩移動が必要になるので、移動が大きいとセッションに遅刻する可能性もあります。ちなみにセッションに遅刻入場は人気セッションではできないです…当日待機の人を入れちゃうので。

なんとなく頭に入れておきたい会場間の距離リスト

バスは裏道を通るので実際は+0.5キロくらい走行します。

  • Wynn-Mandalay Bay 約5キロ
  • Wynn/The Venetian-MGM Grand 約4キロ
  • MGM Grand-Caesars forum 約2.5キロ

Swagは初日に受け取る

受取が遅くなるほどサイズがなくなります。

Swagもらえるところ

  • The Venetian 参加者用Swagカウンター
  • The Venetian AWS認定者ラウンジ

re:Play

バスはディズニーランドみたいな長蛇の列ができますし死ぬほど混みます。モノレールもまぁ混みますが死ぬほどではないのでモノレールがお勧めです。
re:Playの会場周辺は治安が悪い地域なので、人の流れから外れることをしないでください。会期中は路上にも案内の人がいっぱいいるので安全ですが、絶対に道に迷って変なところに言ったりはせぬよう。警戒感は忘れずに…(お酒も入るでしょうしなおさら)

あとバッグサイズ制限あるのでホームページを確認して必要な物だけ持って行ってください。(最低限、参加者バッジとパスポート(酒の年齢確認のためなので酒飲まないならこれもいらないかも))しかしポッケに入れるだけは気を付けて。スられる可能性あります。

円安を乗り切るお土産の買い方

皆さん円レートを心配してらっしゃるので…できるだけ節約するおススメプランは、空港でお土産は一切買わないつもりで行動することです。ベガスにいるうちにディスカウントストアを訪れて買っておく。ストリップにあるおススメのお店はこちら。

  • CVS : なんでもある薬局、ラスベガスって書いたものや現地のお菓子など。場所は上を参照。
  • MGMグランド北エリア
    • アメリカ民おなじみの庶民派ショップがそろってるエリアがあります。MGMグランドから徒歩10分ほど。
      • Target : 雑貨・食料品店。CVSと同じ
      • Ross Dress for Less : ディスカウントストア。化粧品、雑貨、おもちゃ、服、ファッション小物などなんでもディスカウントで売ってる。ただ品質は注意。新品の店だけど時々ボロすぎて着れないようなものとか穴あいてるのとかある。
      • おみやげ店 : 現地ローカルおみやげストア。ラスベガス!って書いたTシャツ4枚で$10程度で売っている。ものによってはCVSよりも安い。

M&Mショップやハーシーズショップはかわいいですが、普通にお値段がかわいくないのであんまりお土産としてはおすすめしません。
というかその辺のお店で売ってるようなものはAmazonでも取り扱ってると思うので、どうしても欲しいものがあればAmazonで注文してロッカーで受け取ればいいと思います。


めっちゃ長くなった!!!
思い出したら追記するかも。
一人でも多くの方のお役に立てば幸いです。