コロナワクチンしんどめ副反応体験記、接種前・副反応への備えのススメ(21/11/13追記)

(21/11/13追記)3回目(ブースターショット)の項目を追加しました。

おことわり

ここに記載してあることは自分の経験談と、これに基づくレコメンドです。
この記事のせいで不利益が出た場合にも責任は負えませんので、ご自身でのファクトチェックと合わせてお読みください。

要約

  • ファイザー2回目ワクチン接種後、インフルエンザの一番しんどい時に近い症状を呈する可能性がある。
  • フル副反応が出ると2日は何もできない。接種前の事前の備えを計画的に行うことを強くおすすめする。
  • 副反応抑制には、個人的にはイブプロフェンよりアセトアミノフェンのほうがよく効いた。
  • 副反応はつらいが、安易に「じゃあ接種しない」と考えるのは待ってほしい

はじめに

アメリカ留学を開始してはや2か月が経ちました。
こちらにきて特段の成果はまだないんですけど、5/6(木)にコロナワクチンの接種だけは完了させることができました。
ファイザー・ビオンテック製ワクチン、4月の半ばと2日前、計2回きっちり打ってきました。

2回目は副反応率高いぞ!!!!っていうニュースをたくさん聞いていたので(これは昨日のものですが↓)、 www.yomiuri.co.jp 体の弱い自分は「アッこれ絶対死ぬやつ」って思ってたら、案の定副反応フルコンボ爆誕して1.5日寝込みました。超しんどかった。
日本のワクチン状況は、悲しいかな、まだまだ一般層には届かなさそうな様子ですが、
日本の方々がいざ接種するときにしんどい思いが少しでも和らげられるよう、記事に残します。
実際に副反応が出る確率は5割らしいですが、備えあれば憂いなしってことで!
準備したほうがいいものリストもあるので、これが少しでも参考になればと思います。

副反応で何が起きたか

時系列でまとめます。
自分の場合、1回目は筋肉痛のみ、2回目は発熱、悪寒、筋肉痛、頭痛…でフルコースでした。2日で収まったのは幸いでした。

1回目

  • 接種3時間後:接種部(上腕)の軽い腫れ。筋肉痛的違和感が出始める。接種部の腫れはこれ以上大きくならず。
  • 接種6時間後:接種部の痛みが強くなり始める。あくまで筋肉痛。痛みで肘が肩より上に上がらない。
  • 接種18時間後(翌日):起床後、接種部の痛みが激しい。無理してストレッチしたらその後は多少痛みが和らいだ。この感じが接種翌日・接種翌々日に続く。
  • 接種3日後朝:痛みが消失。やったー。

2回目

  • 接種3時間後:1回目と同じような接種部の違和感が発生。接種9時間後までこれ以外の目立った症状はなし。
  • 接種12時間後:深夜、激しい倦怠感で目が覚める。接種部の激しい痛み、悪寒、首・背中・両肩への激しい筋肉痛、頭痛があり、接種部がベッドに擦れると全身に痛みが伝播するような感覚。苦しみつつ2時間後くらいに再び寝付く。
  • 接種17時間後(翌朝):とりあえず寝て起きたらなんとなくよくなってる感じがしたので朝食。食べてる最中になんかおかしいな…になってくる。
  • 接種18時間後:強めの倦怠感が再現した。イブプロフェン服用していったん眠る。
  • 接種22時間後:ちょっと良くなる→またダメになるを繰り返す。イブプロフェン2回目服用。
  • 接種26時間後:イブプロフェン3回目。が、この時はあまり効果出ず。接種12時間後ばりにまた苦しくなってくる。
  • 接種28時間後:夕食後にアセトアミノフェン服用。この時点で発熱が38℃。
  • 接種29時間後:今までの苦しみは何だったのかと思わんばかりの回復。なんかもう普通に生活できる。
  • 接種38時間後(2日後朝):発熱感はないものの、首・背中・両肩への筋肉痛がひどい。朝食後にアセトアミノフェン2回目服用、楽になる。
  • 接種50時間後:概ね調子は戻ったが、37.0~37.2℃程度の微熱と疲労感あり。また入浴した際にのぼせ、めまい、呼吸困難感あり。ちょいつらなのでイブプロフェン4回目。
  • 接種3日目朝:快復。

3回目(ブースターショット)(21/11/13追記)

11/7(日)にブースターショットを打ってきました。
副反応は2回目と同じ程度と言われているため(↓記事参照)ある程度覚悟を決めて行きましたが、結果的に2回目より軽かったです。
ただそれでも丸一日潰してしまったので、日曜日ではなく金曜か土曜に打っておけばよかった…というのが反省点です。

www.nhk.or.jp

  • 接種6時間後:接種部の痛みが強くなり始める。
  • 接種15時間後:深夜、激しい倦怠感で目が覚める。接種部の激しい痛み、悪寒、首・背中・両肩への激しい筋肉痛、頭痛。2回目とほぼ同じ。アセトアミノフェン服用1時間後、楽になってきたので寝付く。
  • 接種22時間後(翌朝):37.4℃程度の微熱。朝食後イブプロフェン服用。寝直す。
  • 接種25時間後:微熱・倦怠感は残るものの家事ができるくらいまで快復。昼食後イブプロフェン服用。
  • 接種30時間後:ほぼ大丈夫。夕食後イブプロフェン服用。
  • 接種2日後:快復、一方接種部の痛みが残り続ける。
  • 接種5日後夜:接種部の痛み解消。

接種前の備えのススメ

自分の場合は1回目は大した症状は出ませんでしたが、
すでにコロナに感染したことがある(無自覚感染も含む)人は、1回目から激しい副反応が出るケースもあるとニュースで見ました。

www.asahi.com

できる限り、1回目の接種前から以下のものは準備しておくべきです。

用意をおすすめするものリスト

  • ポカリスエットなどの飲料(2Lボトルを複数本)
    • 接種後は血栓防止のため、十分な水を飲むことが推奨されます。熱が出た場合にも備えて、水分補給効率の良い飲み物を枕元に常備しておくと良いと思います。
  • 2,3日分の食料品
    • 副反応が重い場合、外に買いに出たり調理したりすることは厳しいです。インスタント食品などでよいので非常食を。
  • イブプロフェン
    • アメリカCDCが推奨している、副反応発生時用の解熱鎮痛剤です。日本での販売名はEVE、バファリンなど。*1
  • アセトアミノフェン
    • こちらもCDCが推奨しているものです。日本での販売名はロキソニンカロナール、新セデス、ナロンなど。*2
    • 個人的にはイブプロフェンよりもアセトアミノフェンのほうが体を楽にしてくれる感じがしました。
    • 用意するのはどちらか片方でも良いと思います。体質・状態・症状によって効きが左右されることを想定して、自分の場合は保険をかけて両方用意しておきました。

接種前にやっておいたほうが良いことリスト

  • 2-3日やらなくても困らない分の、今できる範囲の家事
  • 知人・家族へワクチン接種日の連絡
    • 症例は極めてまれですが、重篤な症状が発生するリスクはあります。また、副反応がつらい場合もあります。助けを求められる人にワクチン接種日を伝えておいて、何かあったら助けてもらえる状態を作っておくと良いと思います。
  • 家族間でのリスク分配
    • 人数の多い家族・子供のいる家庭などで家族全員が同時にワクチンを接種し、同時にダウンすると、家庭が回らなくなることも考えられます。接種予定日を数日ずらす、助けてもらえる人を確保するなど、対策を家族で話し合っておくことをお勧めします。
  • 重篤な副反応発生時の連絡先確認
    • 役所が用意してくれるといいなと思っていますが…これはどうかわからない。病院、役所、保健所など、何か発生したときに相談できる公的機関の連絡先がすぐにわかると安心です。

参考にした情報

今回、イブプロフェンアセトアミノフェンを服用した判断は以下のリンクに基づきます。
アメリカのサイトではイブプロフェンアセトアミノフェンは服用してよいと明言されています。

日本の厚生労働省アメリカと同様に、発熱時には解熱鎮痛剤を服用してよいとしています。

www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp www.covid19-yamanaka.com

最後に

今回、自分はリアルタイムでTwitterで副反応のことをつぶやきまくったり、友人に伝えたりしていたのですが、
つらいつらいって言いまくったせいで回りをビビらせてしまい、「そんなにつらいならワクチン打ちたくない」という言葉を引き出してしまいました。
そう思わせてしまった人には申し訳ないことをしたと思います。
自分は今のところ、ワクチンはどんどん打ったほうがいい派です。
ワクチンの副反応は上記のような感じでしたが、しょせん38度台の熱と倦怠感程度です。実際に感染したときの症例は(無症状感染ではない場合)もっとひどいように見受けられます。
ワクチンに対して色々な考え方があることは承知ですが、この記事やほかの人の副反応の話だけを聞いて、「ワクチンってやっぱり怖いものだ、百害あって一利なし」とは思わないでほしいなとおもいます。

はやく日常に戻りたいですね。

*1:薬剤を購入前に成分をご確認くださいね。シリーズがたくさんある薬はそれぞれ成分が少しずつ異なります

*2:こちらも。薬剤を購入前に成分をご確認ください